お仏壇の購入時期と安置場所

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購入時期

お仏壇は、いつ買うという決まりはありません。
お仏壇は、亡くなった人をお祀りするだけではなく、仏様を礼拝し、ご先祖様に感謝し、家族の心のよりどころとなるものですから、思い立ったその時が、購入に適した時です。

一般に、家を新築したり、引っ越しした時は、仏壇を購入するには実にいい機会です。
購入した仏壇に合わせて仏間をつくることもできます。

また、ご親族が亡くなられた場合は、満中陰(四十九日忌)に間に合わせて購入する方が多いです。
満中陰ではなくても、その後の年忌法要に合わせて購入すれば、仏壇の入仏式と年忌法要を一度に済ませることができます。

新しくお仏壇を購入した時には、お寺様に読経をしていただく「入仏式」(「仏壇開き」、「開眼供養」、「魂入れ」とも呼びます)を行う必要があります。
これはご本尊様に魂を入れる重要な儀式です。

安置場所

お仏壇を安置するのに、どこが良い、どこが悪いということはありません。
様々なことが言われていますが、俗説、迷信です。

お仏壇は家族の中心ですから、あまり孤独な場所や、雑然とした場所ではなく、毎日、気持ちよくお祀りしやすい場所が良いでしょう。

一般に、良く安置されるのは、仏間や、家の中で上座に当たる床の間のある部屋、家族団らんでそろうリビングルーム、老夫婦の寝室などです。

仏壇の方角についても、決まりはありません。
しかし、仏教では、人が亡くなると、西方浄土に行くと考えられていますので、部屋の西側に置くと、西方浄土を想像してお祀りしやすいでしょう。
また、物理的には、南向きに安置すると、日当たりが良いので、お仏壇が長持ちします。